ぬにょす(挨拶)。
最近は Claude Code に仕事を手伝ってもらうのが日課になっています。で、やり取りしていて気付いたんですが、私の返事って大半が「はい」「続けて」「おまかせで」なんですよね。
毎回打つのが面倒くさい。と言うことで、一文字で返せるようにしました。
やっていることは単純で、AI エージェントへの指示ファイル(Claude Code なら CLAUDE.md、Codex なら AGENTS.md)に、一文字のメッセージの意味を書いておくだけです。(実際には AGENTS.md に書いて、CLAUDE.md から @インポートしています)
一文字の一覧
今はこの10文字を決めています。
| 文字 | 意味 | 使う場面 |
|---|---|---|
c |
continue | 続きをやって |
e |
execute | 実行して |
k |
okay | 確認した・問題ない・そのまま続けて |
m |
more / mean | もっと詳しく、どういうこと? |
n |
no | 否定全般 |
p |
proceed | おまかせで進めて |
r |
retry / resume / restart | もう一度、中断した作業の再開、やり直し |
v |
verify | 検証して、証拠を集めて |
x |
exit | 作業を中断して |
y |
yes | 肯定全般、推奨案への同意 |
指示ファイルの実物はこんな感じ。
- ユーザーの単独メッセージは、文脈に応じて次のように解釈する。
- `c`: continue(続き)
- `e`: execute(実行して)
- `k`: okay(確認済み・問題なし・そのまま続けて)
- `m`: more/mean(もっと詳しく、どういうこと?)
- `n`: no(否定全般)
- `p`: proceed(おまかせで進めて)。次に何をやるか・何を論点にするかの判断を任せる合図。「進められることは無い」で終えず、前提が欠けて止まっているタスクがあれば、その前提を満たしに動く。
- `r`: retry/resume/restart(再試行、中断した作業の再開・続行、やり直し)
- `v`: verify(検証・精査・証拠集め)
- `x`: exit(作業を中断)
- `y`: yes(肯定全般、推奨案への同意)
キモは「文脈に応じて」の一言です。y は「はい」にも「おすすめの案でいいよ」にもなるし、r は直前に失敗していれば再試行、作業が中断していれば再開、と勝手に読み分けてくれます。
意味だけじゃなく、振る舞いまで決めておく
単語の置き換えだけなら、y を「yes」と書いておけば済む話です。個人的に気に入っているのは、何文字かは振る舞いまで決めているところ。
p(proceed): 次に何をやるか、何を論点にするかの判断を丸ごと任せる合図。「進められることはありません」で終わらせず、前提が欠けて止まっているタスクがあれば、その前提を満たしに動いてもらいますv(verify): 検証・精査・証拠集め。Claude の言い分を、コードやドキュメントで確かめさせます
p だと、こんなやり取りになります(> の行が私の入力)。
⏺ 次の作業の候補(勧める順):
1. 定期リファクタリング: 前回の起点の後に、コードが変わった PR が
5件以上マージされました。この時点で実施することになっています。
2. 起動時に出る GTK の警告を調べる: 動きに影響は見えないので、
急ぎません。
> p
⏺ 前回の数え方で数えると、#333・#335・#336・#338・#339 の5件です。
実施します。
候補を並べて止まったところに p を一発。あとは一番よさそうなものからビャーッと進めてくれます。
どれくらい使っているのか
気になったので、最近1週間の会話ログを数えてみました。
私が送ったメッセージのうち、約23%が一文字の返事でした。4回に1回弱は一文字で済んでいる計算です。
内訳は y が圧倒的で、一文字の返事の約3分の2。次が p で約4分の1。この2文字でほぼ9割を占めます。
y: Claude から「はい」か「いいえ」で答える問いが来たときの肯定p: 「おまかせで」。自分にこだわりが無くてどっちでもいいとき、逆に自分では判断が難しくて Claude に任せたいときに打ちます
ほかの8文字はほぼ出番がありません。決めておくだけならタダなので、置いてありますが。
最初からこうだったわけではない
10文字を一気に決めたわけではなく、困ったときにちょこちょこ足してきました。
x: 急いで止めたいけど、Esc で割り込んで中断させるほどではない、という場面のためp: 「推奨で」「おまかせで」と打つことがあまりにも多かったもんで、一文字にしてしまいました
音声入力と組み合わせる
長い話は音声入力でしゃべって、短い返事は一文字で返しています。理由はどっちも「楽だから」です。
ちなみに指示ファイルには、音声入力で語が化けていたら読み方や音から本来の語を推測してね、とも書いてあります。英語の名前がカタカナや漢字に化けるのは日常茶飯事なので、これが無いと会話が成り立ちません(´・_・`)
一文字では通らない場面
Claude Code の自動モードには、危ない操作を止める分類器がいます。こいつが、y や e みたいな一文字の了承を、ユーザーの指示と認めてくれないことがあります。
なので、止められそうな操作は、Claude に選択式の問いのダイアログで聞かせるようにしています。そこで選べば、ユーザーの了承としてちゃんと通ります。
まとめ
- 指示ファイルに一文字の意味を書いておくと、返事の2割強が一文字で済む
- 「文脈に応じて」と添えておくと、同じ文字でも場面に合わせて読み分けてくれる
- 自動モードの分類器には一文字の了承が通らないことがあるので、そこだけはダイアログで
圧倒的に楽です。指示ファイルに数行足すだけなので、まずは y と p の2文字から試してみると幸せになれます。
でわでわ。
