設置する
サーバーにするパソコンで、次の順に進めます。
1. インストールする
WebLAV を用意した人から weblav-setup-v0.1.0.exe のような名前のファイルを受け取り、ダブルクリックします。0.1.0 の部分は版によって変わります。
「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と聞かれたら「はい」を押します。発行元は「不明」と表示されます。WebLAV には発行元の署名を付けていないため、これは正常です。
あとは画面に沿って進めます。途中で次のものを選べます。
- Windows の起動時に、WebLAV をタスクトレイ (通知領域) に表示するか。通常はそのままにします。
- デスクトップにショートカットを作るか。
インストールが終わると、WebLAV はパソコンの中で動き始めます。パソコンを起動し直しても自動で動くので、誰もサインインしていなくても、他の端末から使えます。
入る場所は次のとおりです。
| 種類 | 置き場所 |
|---|---|
| WebLAV 本体 | C:\Program Files\WebLAV |
設定 (config.toml) |
C:\ProgramData\amiiby\weblav\config |
データ (weblav.db・session.key・logs・アップロードしたファイル) |
C:\ProgramData\amiiby\weblav\data |
C:\ProgramData は隠しフォルダなので、エクスプローラーで C:\ を開いても出てきません。開くときは、エクスプローラーのアドレスバーに C:\ProgramData\amiiby\weblav と打って Enter キーを押します。
データのフォルダは、パソコンの管理者しか開けないようにしてあります。開こうとすると「このフォルダーにアクセスする許可がありません」と出ます。「続行」を押すと開けますが、そのとき開いた人のアカウントに、このフォルダを見る権限が付け足されます。
2. 最初の管理者を作る
通知領域の WebLAV アイコンを右クリックし、「セットアップ」(Windows の表示言語が日本語以外の場合は「Setup」) を選びます。ブラウザが立ち上がり、ユーザー名とパスワードを決める画面が開きます。確認のため、パスワードは2回打ちます。
「管理者を作成する」を押すと、そのまま管理画面に入ります。
通知領域にアイコンが無いときは、スタートメニューから「WebLAV」を選びます。
「セットアップ」は、管理者がまだ1人もいないときだけ出ます。作り終えると、次からは出ません。ユーザーを増やすときは、管理画面の「ユーザー」から追加します。
この画面は、WebLAV を動かしているパソコン自身からしか開けません。ほかの端末のブラウザでは開けず、開こうとしても「このリンクは使えません」と出ます。アドレスを打ち直したり、しばらく置いてから開いたりしたときも同じです。そのときは、通知領域から「セットアップ」を選び直してください。
画面を使わずに作る
スタートメニューの「WebLAV の管理者を作る」からも作れます。通知領域にアイコンを出せないときに使います。
選ぶと「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と聞かれるので「はい」を押します。青い画面が開き、ユーザー名とパスワードを聞かれるので、順に打ちます。パスワードは打っても画面に出ません。確認のため、もう一度同じパスワードを打ちます。
created user と出たら完成です。Enter キーを押すと画面が閉じます。
3. ブラウザで開く
通知領域の WebLAV アイコンを右クリックし、「ブラウザで開く」(Windows の表示言語が日本語以外の場合は「Open in browser」) を選ぶとブラウザが立ち上がります。メニューの「状態」が「動作中」になっていれば、WebLAV は動いています。
通知領域にアイコンが無いときは、スタートメニューから「WebLAV」を選びます。
4. 他の端末からつなぐ
通知領域の WebLAV アイコンを右クリックすると、メニューの先頭にサーバーのアドレスが出ます。同じ Wi-Fi につないだタブレットやスマートフォンのブラウザで、このアドレスを開きます。
有線と無線の両方につないでいる場合など、パソコンが複数のアドレスを持つときは、いくつか並びます。上から順に試して、開けたものを使ってください。
このアドレスは、通知領域のアイコンが出たときに決まります。アドレスが1つも出ないとき、また並んでいるアドレスのどれでも開けないときは、パソコンをネットワークにつないでから、メニューの「終了する」を選び、スタートメニューから「WebLAV」を選び直してください。
使う場所についての注意です。WebLAV は家庭や事務所などの閉じたネットワークで使うことを前提にしています。通信は暗号化されないため、公共の Wi-Fi や、知らない人が入ってくるネットワークにつないだパソコンでは動かさないでください。同じネットワークにいる人に、ログインのパスワードまで見えてしまいます。
5. 公開できるフォルダを決める
WebLAV がコンテンツに使えるのは、ここで登録したフォルダの中だけです。1つも登録しないと、フォルダとアーカイブを登録できません。
管理画面の「公開できるフォルダ」を開き、「フォルダを追加...」からパソコンの中を辿って選びます。デスクトップやドキュメントなど、このパソコンの中ならどこでもかまいません。
選んだら、名前を付けて追加します。最初はフォルダ名が入っています。コンテンツを登録する画面では、フォルダの場所の代わりにこの名前が出ます (例:「教材 / 英検 / 2024」)。同じ名前は付けられません。名前は、一覧の「⋮」から後で変えられます。
このタブは、WebLAV を動かしているパソコン自身から開いたときだけ出ます。ほかの端末のブラウザには出ません。配るものを増やすかどうかは、パソコンの前にいる人が決める、という考えです。
登録したフォルダは、一覧から削除できます。削除すると、その中にあるコンテンツは見られなくなります。コンテンツの登録そのものは残るので、同じフォルダを登録し直せばまた見られます。残ったコンテンツの場所は、ほかの端末や編集者の画面では「(存在しない公開フォルダ) / 英検」のように表示されます。
WebLAV 自身の設定とデータの置き場 (C:\ProgramData\amiiby\weblav の config と data) の中は、公開されません。それを含む親フォルダ (C:\ など) を登録しても、フォルダを選ぶ画面にも、公開される中身にも出てきません。
ほかのパソコンや NAS にある共有フォルダは公開できません。ネットワークドライブとして割り当てたもの (Z: など) も、フォルダを選ぶ画面には出てきません。公開したいファイルは、このパソコンの中にコピーしてください。
WebLAV を止める・動かす
通知領域の WebLAV アイコンを右クリックし、「サービスを停止」を選びます。「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と聞かれたら「はい」を押します。しばらくすると、メニューの「状態」が「停止中」になります。動かし直すときは「サービスを開始」を選びます。
メニューの「終了する」は、通知領域のアイコンを消すだけです。WebLAV そのものは動き続けます。
新しい版にする・取り除く
新しい版にするときは、新しいインストーラをそのまま実行します。先に古い版を取り除く必要はありません。設定とデータはそのまま引き継がれます。
取り除くときは、Windows の「設定」の「アプリ」から WebLAV をアンインストールします。設定とデータは消えずに残るので、入れ直せば元の状態で使えます。データまで消したいときは、アンインストールしたあとで C:\ProgramData\amiiby\weblav のフォルダを削除します。
うまくいかないとき
他の端末から開けない
パソコンがつないでいるネットワークが「パブリック ネットワーク」になっていると、他の端末からは開けません。Windows 11 は、新しくつないだ Wi-Fi を最初は「パブリック」として扱います。
次の手順で「プライベート」に切り替えます。
- スタートメニューから「設定」を開き、「ネットワークとインターネット」を選ぶ
- つないでいる「Wi-Fi」または「イーサネット」を選び、そのネットワークのプロパティを開く
- 「ネットワーク プロファイルの種類」で「プライベート ネットワーク」を選ぶ
家庭や事務所のネットワークだけを「プライベート」にしてください。公共の Wi-Fi は「パブリック」のままにします (→ 上の「使う場所についての注意」)。
Mac・iPhone・iPad・Android から開けない
サーバーのパソコンではなく、開く側の端末で止まっていることがあります。これらの OS は、アプリごとに「同じネットワークにある機器へつないでよいか」を許可制にしています。許可されていないブラウザでは、「このサイトにアクセスできません」と出たり、読み込みが終わらないまま待たされたりします。
Safari はこの許可の対象外です。Safari では開けるのに Chrome や Firefox では開けないなら、この許可が原因です。Windows にはこの許可がありません。
一覧にブラウザが出てくるのは、一度つなごうとした後です。先にアドレスを開いてから、次の場所で使っているブラウザをオンにし、ブラウザを開き直してください。
- Mac (macOS 15 以降): アップルメニュー >「システム設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「ローカルネットワーク」
- iPhone・iPad (iOS 14・iPadOS 14 以降): 「設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「ローカルネットワーク」
- Android (Android 17 以降): 「設定」>「アプリ」> ブラウザを選ぶ >「権限」>「付近のデバイス」
メニューの「状態」が「停止中」のまま
WebLAV は、パソコンの 3000 番のポートで待ち受けます。同じパソコンで別のソフト (前から使っているサーバーなど) がこのポートを使っていると、WebLAV は動けません。
ポートを使っているかは、コマンドプロンプトで次のとおり打つと確かめられます。行が出れば、何かが 3000 番を使っています。
netstat -ano | findstr :3000
動けなかった理由は、Windows の「イベント ビューアー」にも残ります。スタートメニューで「イベント ビューアー」と打って開き、「Windows ログ」の「Application」で、ソースが「WebLAV」のものを探します。文の中に os error 10048 とあれば、ポートが使われています。何番のポートかは、failed to listen on のあとに出ます (例: 0.0.0.0:3000 なら 3000 番)。
WebLAV のポートを変えるには、設定の置き場所に config.toml という名前のファイルを作り、次のとおり書きます。設定のフォルダは管理者しか書き込めないので、メモ帳を管理者として開きます。
- スタートメニューで「メモ帳」と打ち、「管理者として実行」を選ぶ
- 次の2行を書く
- 「名前を付けて保存」で
C:\ProgramData\amiiby\weblav\configを開き、ファイルの種類を「すべてのファイル」にして、config.tomlという名前で保存する
[server]
port = 3100
3100 の部分は、ほかのソフトが使っていない番号にします。保存したら、通知領域のメニューで「サービスを停止」を選び、「停止中」になってから「サービスを開始」を選びます。続けて「終了する」を選び、スタートメニューから「WebLAV」を選び直すと、メニューに出るアドレスにも新しい番号が入ります (http://192.168.1.5:3100 のような形)。