ぬにょす(挨拶)。
当サイトはパーマリンクを%post_id%(を少しカスタマイズして)運用していました。
ですがGoogle AdSenseの審査を通過して広告を掲載できるようになると、下心が出るもんですね。
やはりSEO的に良いとされる%postname%にしたいなぁ…と。
しかし安直に設定だけ変えてしまうと、旧パーマリンクへのアクセスがすべて404エラーページになってしまい、こっちの方がSEO的にはマイナスで本末転倒です。
そうならないよう、プラグインの機能と少しのExcel操作でもって、リダイレクトの設定をしました。
全ページにslugを設定する
![入力画面](https://amiiby.com/wp-content/uploads/2022/05/f1a0855032b1af2d7ef0ef6bcab2f654.png)
今回は投稿名(slug)をパーマリンクに使いたかったので、投稿画面で手作業で設定しました。
投稿タイトルを元に自動設定されるslugだと日本語が混じって、ちょっとどうかなと思ったので。まぁ今のネット環境でURLの一部に日本語が入っていても問題にはならないでしょうし、気分ですね。
記事数が少なかったので編集画面から設定しましたが、エクスポート/インポートツールなどを使っても良いでしょう。
新旧パーマリンクの対応表を作る準備
WP ALL EXPORTプラグインを使って投稿のIDとslugをCSVでダウンロードします。
管理画面のメニューに「すべてエクスポート」という項目があるので、
※「WP ALL EXPORT」というメニュー項目を探していて、しばらく気付きませんでした…
![メニュー](https://amiiby.com/wp-content/uploads/2022/05/f07c909a5d053631bb8ae84bab1acf5d.png)
「投稿」タイプを選択してから「エクスポート ファイルをカスタマイズします。」をクリックして、
![選択](https://amiiby.com/wp-content/uploads/2022/05/90069a2958faf180c1c4f34360608f24-1024x601.png)
ドラッグ&ドロップでエクスポートするフィールドを選択します。
今回はidベースのパーマリンクからslugベースのパーマリンクに変更するので、「ID」と「Slug」のフィールドを選択しました。
これで「続行」すると
![フィールド選択](https://amiiby.com/wp-content/uploads/2022/05/c49d455e234630a2f3f2b610c202344d-1024x622.png)
確認画面になるので「エクスポートの確認&実行」を押します。
![確認&実行](https://amiiby.com/wp-content/uploads/2022/05/6c47e0441dde2bcdfc7bc4276e38bf43-1024x120.png)
Click to Download の下にある「CSV」をクリックしてダウンロードします。
![ダウンロード](https://amiiby.com/wp-content/uploads/2022/05/2c8c21a6686ff82e5dbe43f9be9a87d9-1024x433.png)
RedirectionのCSVをダウンロード
Redirectionプラグインはインポート/エクスポートができるので、試しに1件だけリダイレクト設定を登録して、CSVをダウンロードします。
![ツールメニュー](https://amiiby.com/wp-content/uploads/2022/05/c66b1abec282a9daff97b78042c6d3b7.png)
URLが / で始まっていないと警告が出る親切設計でした。
![新しい転送ルールを追加](https://amiiby.com/wp-content/uploads/2022/05/965ef12e54629725960d1f599be827e5-1024x204.png)
CSV形式でエクスポートします。
![エクスポート](https://amiiby.com/wp-content/uploads/2022/05/99dd680d68c71d7c303866c829daea89-1024x248.png)
CSVには一部の情報しか含まれないとのことですが、細かい修正が必要ならインポートした後にJSON形式で再エクスポートして編集すれば良いかと。
CSVを編集
これはWordPressではなく、純粋にExcelの使い方ですが。
まずはIDとSlugのCSVをExcelで開いて、それぞれに “/” を付与したデータを作ります。
![セルの入力例](https://amiiby.com/wp-content/uploads/2022/05/0e274d213901bb8eb4f6be86d79e0c2d.png)
同じ行の空欄セルに =”/”& を入力してからセルを選択して =”/”&A2 のような状態にしてEnterすれば
![結果](https://amiiby.com/wp-content/uploads/2022/05/02f067dfe47450f834fc9b00516091a8.png)
こうなります。ダブルクォート(“)で囲んだ文字列とA2セルの内容を & で連結したのです。
同じようにSlugにも”/”をつけて、あとは各行にコピーすれば
![コピー後](https://amiiby.com/wp-content/uploads/2022/05/f194e12c3b97d0fbbf3ac113e6faf3d1.png)
こんな感じになります。
そうしたら、この “/” 付きの2列をまるっとコピーして
RedirectionのCSVに「値の貼り付け」をします。
![値の貼り付け](https://amiiby.com/wp-content/uploads/2022/05/bf398bb2cbabefc2c29b799ff007cebb.png)
普通に貼り付け・ペースト・Ctrl+Vしてしまうと、数式のままになるのでご注意を。
Redirectionにインポート
そうして編集したCSVをRedirectionにインポートすれば、旧パーマリンクへのアクセスが新パーマリンクへリダイレクトされるようになります。
実際にリダイレクトが行われると、Redirectionの画面にログが残ります。
![ログ](https://amiiby.com/wp-content/uploads/2022/05/ec3fc81d4eb80f0c01aa63eb365d41c1-1024x125.png)
余談
実はRedirectionにはパーマリンクマイグレーションというβ版機能があります。
![パーマリンク移行](https://amiiby.com/wp-content/uploads/2022/05/c9754f9dd52b9ae4bbf50b25f993875c-1024x220.png)
ただ、自分の場合は純粋なWordPressのパーマリンク設定ではなく、自作のプラグインをかませていたので、この機能は使いませんでした。
多くの場合は、この機能だけで完結するのかも知れません。
まとめ
- パーマリンク設定を変更すると、旧パーマリンクへのアクセスは404エラーになる。
- 投稿データの一部を抽出するには、WP ALL EXPORTが便利。
- CSVのちょっとした加工はExcelの数式と値貼り付けが便利。
- リダイレクトルールを設定しておけば、パーマリンクが変わっても転送される。
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