ぬにょす(挨拶)。
WordPressの自動更新通知など、サーバーからメールを送りたい場面があるので送信だけできるようにします。
メールクライアントからの送受信は考えません、というか出来ないようにします。
構築環境はWebARENA VPSクラウド上のUbuntu Server 18.04 LTSです。
参考にしたサイト
メールサーバーの構築は不慣れなもので…以下の記事を参考にしました。
SPFレコードの設定
GmailなどはSPFレコードが設定されていないと受信拒否されるようです。
私は外部のネームサーバーを使っているので、以下の内容で先に設定しました。
- ホスト名:amiiby.com
- TYPE:TXT
- TTL:500
- VALUE:v=spf1 +ip4:140.227.234.99 -all
Postfixのインストールと設定
いつも通りapt installします。
Code language: plaintext (plaintext)$ sudo apt install postfix
途中で出てくるPostfix Configurationでは
- General type of mail configuration -> Internet Site
- System mail name -> mail
としました。
設定ファイルを編集します。
Code language: plaintext (plaintext)myhostname = amiiby.com inet_interfaces = localhost
myhostnameはmail.amiiby.comみたいにしなくて良いの?と思いましたが。
後述するメール送信では問題なかったので、そのままにしています。触らぬ神に祟りなしの精神。
外部からのメール送受信などでは問題が発生するかも知れません。
設定をチェックしてエラーがなければ再起動します。
Code language: plaintext (plaintext)$ sudo postfix check $ sudo systemctl start postfix
送信テスト
tailコマンドでログを監視します。
Code language: plaintext (plaintext)$ tail -f /var/log/mail.log
WordPressに問い合わせフォームを設置して送信ボタンをポチッとしたら、以下のログが出力されました。(ログの一部を加工してます)
Code language: plaintext (plaintext)Mar 15 10:04:12 hostname postfix/pickup[9462]: D1AD382183: uid=33 from=<www-data> Mar 15 10:04:12 hostname postfix/cleanup[9496]: D1AD382183: message-id=<dec2cf9320f6027687d0bc07ff0684a7@amiiby.com> Mar 15 10:04:12 hostname postfix/qmgr[9463]: D1AD382183: from=<www-data@amiiby.com>, size=726, nrcpt=1 (queue active) Mar 15 10:04:14 hostname postfix/smtp[9500]: D1AD382183: to=<xxxxxxxx@gmail.com>, relay=gmail-smtp-in.l.google.com[108.177.97.26]:25, delay=1.5, delays=0.03/0.01/0.55/0.93, dsn=2.0.0, status=sent (250 2.0.0 OK 1552611854 f5si476733pgp.452 - gsmtp) Mar 15 10:04:14 hostname postfix/qmgr[9463]: D1AD382183: removed
メールクライアントでも受信を確認しました。(迷惑メールと判断されていましたけど)
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